夏の徒歩通勤で暑さ対策は必須!おすすめの方法を紹介

夏の徒歩通勤で暑さ対策は必須!おすすめの方法を紹介
企業向け

近年は早い時間帯でも日差しが強いことが多く、朝から30度を超える日も少なくありません。日本は湿度も高いため、身体から出る汗が蒸発しにくくなり、体温調節が難しくなります。

このような環境で、夏に徒歩で通勤をする必要がある人は適切な暑さ対策をしないと、熱中症のリスクが高まることになります。

この記事では、夏の徒歩通勤での適切な暑さ対策について詳しく解説していきます。

 

夏の徒歩通勤で暑さ対策は必須

夏の徒歩通勤で暑さ対策は必須

2022年、初夏である6月末に通勤で自宅から駅まで15分ほど歩いただけの男性が、熱中症になってしまったというのが当時のTwitter(現・X)で話題になりました。

気温は30度ほどで、本人曰く「体感的にはそこまで暑さを感じなかった」ようですが、その後電車を降りた後に、立ちくらみと手足の痺れの症状が現れ、めまい、耳鳴り、頭痛がひどくなり、職場で嘔吐してしまったそうです。

近年は朝の時間帯でも30度を超える日が多く、その暑さは年々厳しさを増しているため、徒歩15分などの短い時間であっても、適切な暑さ対策を講じないと熱中症になってしまうリスクが高まります。

そのため、夏に徒歩通勤をする必要がある人は、適切な暑さ対策を講じることは必須となります。

 

徒歩通勤時におすすめの暑さ対策

徒歩通勤時におすすめの暑さ対策

前項では、通勤で15分という比較的短い時間歩いただけで、熱中症にかかってしまったという事例をご紹介しました。

そのため、繰り返しになりますが、徒歩通勤での暑さ対策は欠かせません。ここでは、徒歩通勤時におすすめの暑さ対策について紹介していきます。

 

通気性の良い服を着用する

徒歩通勤時の暑さ対策として通気性の良い服を着用するのは大切なことです。

日本の夏は気温だけでなく、湿度も高いため、汗が蒸発しにくくなり、体内に熱がこもって熱中症になるリスクが高くなります。

そのため、熱を吸収しやすい素材や色を避け、透湿性と通気性が良い素材を選びましょう。

例えば、コットン素材は吸収性が高く蒸れにくく、レーヨンやリネン素材は通気性と速乾性に優れています。徒歩で通勤する際には、このような通気性の良い素材の服を選びましょう。

また、適度に肌を露出して熱を逃がしやすくするのも重要です。首元や袖口が開いている服を選んで、身体への密着を少なくするのもポイントです。

 

帽子・日傘を使用する

帽子や日傘を利用して、頭部への直射日光を避けるのも有効な暑さ対策となります。

日本人は髪色が黒い方が多く、直射日光があたると熱を吸収してしまいます。ウェザーニュースの調査によると、帽子や日傘を利用しない環境で気温が30度の野外に5分間いただけで、頭部の温度は41.4度まで上昇。帽子や日傘で予防をした場合では、頭部の温度は32.4度と暑さ対策をしなかった場合と比べて9度も抑えることが出来たと言います。

参考:被るだけで頭の温度が10℃違う帽子で子どもを熱中症から守ろう

 

徒歩で通勤する時に帽子や日傘を使うことは、頭部の温度上昇を防ぐことができるため、効果的な暑さ対策といえるでしょう。

 

冷却グッズを活用する

徒歩通勤をする場合、気温の高さによる身体の温度上昇を抑えるために冷却グッズを利用するのも有効な暑さ対策です。

身体を冷やすのに最適と言われているのが太い動脈を直接冷やすことで、具体的な場所は首や脚の付け根、脇の下などです。

最近注目されている冷凍庫などに入れて冷やして首に巻くことのできるネッククーラーや、保冷剤を入れて首に巻くことができるマフラーなどを徒歩通勤の際につけておくことで、首の静脈を冷やすことができ、体温の上昇を防ぐことができます。

また、衣類や肌に直接吹きかけることで、ひんやりとした感覚を得ることができる冷間スプレーは、歩いている間も涼しさを保つことができます。

冷却ベストの着用もおすすめです。冷却ベストは保冷剤を入れたベストを上半身に装着することで、背中や両脇を冷やすことができます。両脇を冷やすことで、冷えた血液が体内に巡り、効果的に体を冷やすことができるので、徒歩通勤の暑さ対策としてもおすすめです。

 

できる限り荷物を軽くする

荷物の重さも身体への負担につながります。特に暑い夏の徒歩通勤では、重い荷物を持ち歩くことで体力を消耗してしまいます。

体力を消耗することで、身体の調整機能が低下し、体内に熱がこもってしまい体温が上昇するので、熱中症になるリスクが高まります。

リュックサックなどを使用する場合は、通気性の良いバックパネルを備えたものを選ぶことで、背中の蒸れを防ぐことができます。

 

徒歩通勤時の暑さ対策をするなら

夏の徒歩通勤は、熱中症になるリスクがあることから、適切な暑さ対策が欠かせません。

暑さ対策では、通気性の良い服の選択や、日差しを防ぐための帽子や日傘、冷却グッズの活用、そして荷物を軽量にするなどを意識することが重要です。

これらの対策を実践して、夏の徒歩通勤をより快適で安全なものにしましょう。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。