室内の暑さ対策!適切な方法や冷房効率を高めるコツなど
暑さが厳しくなる夏に気を付けるべきなのが熱中症です。熱中症で救急搬送される方の約4割が室内で発生しています。
そのため、熱中症を防ぐための暑さ対策は屋外だけでなく、室内でも重要と言えます。
この記事では、「室内の暑さ対策」をテーマに、適切な方法や冷房効率を高めるコツについて詳しく解説していきます。
室内の暑さ対策の重要性
総務省消防庁によると、2023年に熱中症で搬送された方の数は全国で90,000人を超えており、前年の2022年より約20,000人も増加しています。
熱中症は気温が高い日の屋外で発症すると思われがちですが、実際は熱中症の約4割は屋内で発生しています。
室内での暑さ対策をおこなわず、長時間過ごしている間に室温や湿度が上がり、夜寝るときに冷房を使用せず、外の気温が下がっても室内の気温が高いままであることが主な原因です。
室内での暑さ対策を怠ると、重大なリスクである熱中症を発症する危険を伴うだけでなく、不快感によるストレスで日常生活の質が低下する可能性や、パソコンや電子機器などが過熱してしまい、正常な動作が妨げられてしまう可能性もあります。
室内の暑さ対策の基本
ここでは、室内でおこなうべき暑さ対策の基本について解説します。
適切な室温と湿度を保つ
夏の室内での暑さ対策で重要なこととして、まず、室温と湿度を適切に保つことです。基本的に室温は25~28度、湿度は50~60%に保つことが理想的です。
室内に湿温度計を設置し、必要に応じて冷房や扇風機の他に、除湿器なども利用して管理しましょう。
こまめに水分と塩分を補給する
室内にいて、汗をかいていないとしても、水分は皮膚や呼気から失われていきます。1日に大人で約900ml、子供では体重1kgあたり約40mlの水が失われているため、汗や尿として失われている分を含め、多くの水分を摂る必要があります。
また、汗をかくと塩分やミネラルも失うため、体内の塩分やミネラル濃度が薄くなってしまうので、熱中症を引き起こす可能性が高まります。そのため、水分だけではなく塩分もバランスよく摂る必要があります。
【室内の暑さ対策】冷房効率を高める方法とコツ
室内の暑さ対策では、冷房効率を高める工夫が重要になります。冷房をつけていても、部屋が快適な室温になっていないと意味がありません。
ここでは、冷房効率を高める方法とコツについて解説します。
エアコンの掃除をする
エアコンのフィルターに汚れやホコリが付着すると、空気の流れが悪くなり、風量が落ちてしまうため、エアコンの効きが悪くなり、室内が快適な温度になりにくくなります。
夏場、毎日エアコンを使用している場合は、2週間に1度はフィルターを外して掃除機でホコリを吸い取り、水洗いをしましょう。
扇風機・サーキュレーターを活用する
エアコンから出る冷たい空気は床付近にたまる性質があるので、扇風機やサーキュレーターで部屋の空気を循環させることで室内を均一に冷やすことができます。
特にサーキュレーターは直接的な風で空気を循環させることができるので、エアコンの冷気が落ちる場所に置いて、床にたまった冷たい空気をエアコンに向けて送りこむようにすると室内全体を冷やすことができます。
遮熱シートを活用する
窓から強い日差しが室内に入ることで、気温が上昇し、エアコンをつけていても快適な温度にならないことがあります。
遮熱シートは自分で簡単に窓に貼ることができる、水貼りやシールタイプのものがホームセンターなどで購入することができ、室内の暑さ対策だけでなく目隠しとしても使用できます。
業者に依頼して、屋根や屋根裏、壁などに遮熱シートを施工してもらえば、夏の暑さ対策だけでなく、冬に室内から外へ出てしまう暖気もとどめてくれるため、1年を通して快適な空間を保てるだけでなく、空調効率があがり、光熱費の削減も期待できます。
室内の暑さ対策を検討しているなら
室内の暑さ対策は、生活する私たちの不快感だけでなく、電子機器の不具合を起こさないためにも大切なのです。さらに、毎年熱中症で救急搬送される方の約4割は室内で発生していることから、熱中症対策としても非常に重要なことです。
室内の暑さ対策として、室温を25~28度、湿度を50~60%に保つことが理想的ですので、湿温度計を設置して室内を快適な環境に保つように心がけましょう。
また、規則正しい生活に加え、水分や塩分をバランスよく摂取することも大切なので、睡眠時間、食事や水分補給にも気を配る必要があります。
冷房効率を上げることも室内の暑さ対策において重要なポイントです。すぐに出来ることとして、エアコンの定期的な掃除や扇風機やサーキュレーターを使用することが挙げられ、室内全体を均一に冷やすことができます。
屋根や屋根裏、壁などに遮熱シートを取り付けることで、一年を通して室内を快適に過ごす環境に整えることが出来ることに加え、光熱費の削減にも繋がります。
室内の暑さ対策を検討している場合には、ぜひ今回の情報を参考にしてください。
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